老いた愛犬

最近は昼間も寝ていることが多い。調子が悪いと散歩にも行きたがらない。
怪我は絶えないが、病気は無い。
先代の犬は、とにかく風邪をひいていた。

いつも玄関先のマットの上で待っていて、飯を食べ終わっているなら水をやって散歩に行く。
裏で寝ていることもある。口笛を吹いたら、ノソノソとやってくる。
「散歩行こうか。」と声をかければ、それに反応する。

今日は、呼んでも出てこない。口笛を吹きながら、小屋をのぞいてもいない。
裏に回っていくと寝ていた。眠るように死んでいた。

最近は足もだいぶ弱っていたので、ある程度の覚悟はしていた。
とは言え、そんな日は来なけりゃよかった。
秋の季節が本当に嫌いになった。