理想と現実

ジュラルミンケースを持って、颯爽と歩くのはカッコいいと思っていた。
しかし、現実はただ重く、持ち運びに困る鞄だった。


会社の帰り道にうどん屋がオープンした。
しかし、現実は太さも足りずコシもないうどんが風味すらない薄い汁に浸かっているだけだった。


太らない体質だ。
しかし、現実は総コレステロール値が低すぎの不健康体だった。