転職について
キャリアを一旦リセットし、ゼロからやり直すというつもりだったが、タイミングがあったので、もっかい同業種でやり直す。思ってたほど、意外とスタートは悪くない。
前職のニッチな製品開発の経験や知識などが転職先でも再利用可能であり、前の会社じゃニッチな製品だけをせっせと作っていただけなのに対して、今回では取扱い製品のレパートリーが大幅に増える。
そのことの大きな違いは取扱い製品の完成形も把握できることで、製品が後にどうなったか知ることができるのはモチベーションを助けるし、世間のニュースに対して、自社製品の位置づけを考えることができる。
あとは、片手間に本気出してやっていくだけだ。
この綱渡り的転職活動のまとめを箇条書きにすると
・時間との戦いだ。
最初から最後まで。思い返すとそうだった。収入、保険、税金、貯金取り崩し。
・在職中に転職する。
最初の爆弾はここ。
空白期間の説明に時間を取られる。その間、無駄に焦る。
・履歴書はWordで書いてしまえ。
大量生産、大量消費。貼り付ける写真は最終的に写真屋で撮ることが増えた。
・無いように感じるキャリアをあるように捉える。
けっして無駄な時間は過ごしてはいないのだから。
無駄な時間とは、何もしないで過ごす贅沢な一日のことである。
・どんな話も前向きに説明できるようにする。
卑屈、言い訳、会社の悪口は厳禁。会社を決めかねる人を見ると、どれかに当てはまる。
・会社は難易度の高そうなやつから狙う。
長引けば自然と落ちるんだから。
・SPA!を読む。
センセーショナルな記事を黙示録と感じるかゴシップとして流せるか、それは冷静さのバロメータ。
・役所の人
話せば分かる人たちだが、話にいかなければ鬼である。
・雇用保険とハローワーク
ここに長引く罠がある。
・内定は内定に寄ってくる。
昨日までひいひい言ってても、何かで好転する。私はこれを売り手市場偽装と呼ぶ。
・「他の会社にもまわっている。」
「他に内定もらっている。だから、返事を早くよこせ。」はテクニックとされることが多いが、五分五分だと思う。
言ったら言ったで「それじゃ、いいです。」で終わることもある。
採用まで時間がかかると思うなら、言う方がよいのかも。
自分の持てる選択肢は常にたくさんあるべき。選択肢が無いのは、冷静さを欠く原因となるか、すでに冷静になっていないということだと思う。