種子島二日目”宇宙へ”

朝7:30に朝食。今回の旅の本命である種子島宇宙センターに出かける。「海見よう」の意見から、熊野海岸に行く。5月で海開きには速いが景色だけでも十分よかった。ちかくの波に浸食された洞窟のような場所で、スマイルマークなど世界ふしぎ発見風に写真を取った。
少し移動すると、漁港があるなら飯食えるんじゃねえ?作戦を決行していたが、漁港には飯を食えるような施設は無く、日ポ親交公園で高い場所から水平線をみる。
眼の前に広がるパシフィックオーシャンに、いつの間にか堅く閉ざしていた心を思わず開いていた。わかりはじめた。
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種子島宇宙科学技術館に向かいながら、飯を食えそうな場所を探す。結局、1日目の昼飯にした市場寿司の南種子店がありそうだということで、向かうもなかなか見付からない。やっと見つかったら、店で何やら準備していたおばちゃん達が驚いたようすだった。
どうも、温泉宿泊施設の一部で宿泊客以外のキャパは無いようす。統一メニューならなんとか対応するとのことだったので、インギー焼鳥定食を9人前をオーダー。インギーとはイギリス人のことで、インギー鶏とはドラメルタン号漂着の際に乗務員からもてなしの礼としてもらいうけた種子島の地鶏。
ちなみに航空機・レンタカー・ガソリン代をのぞくと、この昼食が唯一の出費だろう。

インギー鶏を食べたあと、種子島宇宙センターに到着。宇宙科学技術館では、なにかイメージと違うぞというザラザラとしたプレッシャーを感じた。ただ期待値が高過ぎたのかショボい。日本人初の宇宙飛行士毛利衛さんブームから時間が止まっている印象がした。HOPEも「の予定です(*計画は中止されました)」のテプラが痛々しい。
2階の宇宙ステーションのコーナーも、毛利さんの実験シミュレータとわかりや好くするために置いてあるおもちゃがかえってダメな雰囲気を醸している。
宇宙飛行士は毛利さんだけじゃないだろうと、向井さんもいるだろうに、若田、土井、野口がいるだろうに。
この辺はお台場の科学未来館の方が先進的でいいかもしれない。あそこは宇宙だけじゃないから、ちょっと違うのかも。
しかしながら、予約ツアーでの発射台、実物H2Aロケット7号機、司令センターは見れて良かった。実物にまさる見学はない。個人的には宇宙センターそのもののロケーションは最高だったし。この施設自体もあと一回は行ける。
それにわかった。
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宝満神社と赤米博物館によった。fujikawaが期待していたような神社ではなかった。あまり人が利用しそうにないのに立派な建てずまいから、なんとなく「ふるさと創生資金」の使い道ような気がした。
さらに宇宙が丘公園で、巨大すべり台や遊具を使って遊ぶ。シーソーも回転遊具も危険が潜んでいる。靴飛ばしの結果は男の序列だとか言って燃えた。ブランコのフォームが悪いとか言ったけど、序列は悪くない。帰りに池の方に回って歩いていると、黒鳥と鴨がいて人間を見て餌をくれるものだと勘違いして寄ってきた。餌をもっていなかったことを「野性の厳しさを教えなあかん」とかいってごまかした。


夜、バーベキューで手伝いで来ていた地元の小学生となぞなぞ対決。いい感じの小学生だった。あのころの無尽蔵のエネルギーはどこに消えてしまったのだろう。背を伸ばすことにつかってしまったのか、毛を濃くすることにつかったのか。腹のでっぱりにつかってしまったのか。

もうわかったので、酒飲んで寝た。