シリアナ

SYRIANA

「中東におけるアメリカの石油利権と国益」というテーマの限りなくノンフィクションっぽい内容。
王族、石油企業、CIA、テロリストなどお互いの都合が入り組み絡み合う展開はひたすら地味。派手なアクションのない展開がかなり良かった。

「資本主義は浪費の上に成り立っている。」「世界が浪費を続ける限り、我々は儲け続ける。」「世界の5%の人口が世界の国防予算の半分を占める」という台詞が出てきたのが印象に残る。

昔、国防予算か何かでブッシュ大統領がサインをしたら、関係者が拍手喝采で囲むという『映画のようなニュース映像』を見たことを思い出した。
もう一回DVDで見て全ての意図を把握したい。最近、俳優がみんな同じに見える・・・。


予定として"スピリット"は見たい。「アクション映画で泣いたことがありますか?」らしい。しかも、リー・リンチェイ時代を評価する人にはたまらない新作っぽい。
あとは今更ながらの"ファイヤーウォール"。スニーカーズ、ザ・インターネットに続くテクノロジーへの不信感映画だ。できる限り専門用語を出すだけ出して、あれ?っと思わせてもらいたい。