懐かしの味

日本人が海外生活で日本食品を恋しく思うという疑似的な体験をする。


鍋一つ、包丁もなく、なんとか火を通すというだけで料理に挑戦していた。
最近、調味料の偉大さに気が付いたのでコショウや塩を使うようになった。
それでも、作ってみると知らない味になる。醤油の存在をすっかり忘れていたのだ。
使ってみたら醤油の香ばしさに食文化ルネッサンス


家庭的な料理に男は弱く、料理が得意な人は「肉ジャガ」をもてなし高ポイントを稼ぐというベタな話がある。

それは醤油の風味に懐かしい味を重ねるからだろう。


昔はコショウが同じ重さの砂金と交換されていたというが、醤油ならば同じ重さの石油と交換されていたに違いない。