淡路島1周(アワイチ)1日目

10時間で時計周りに島を回るルートを計画。同行者はfuchinoで二人の自転車はMTB、タイヤをスリックに履き替えての走行。天候は晴れ時々曇り。ただ、巨大な積乱雲が向かう先に見えていた。
道の駅東浦ターミナルパークからスタートして28号を南下。洲本市で76号に乗り換え。南東部の先っちょから南部への道が南淡路水仙ラインと呼ばれ峠道。
観光協会の配布しているサイクリングマップにも150kmコースの難関として紹介されている。
二人とも地に足を付けて、押しながら登る羽目に。今思えば、道半分のこの峠道でスタミナの底を見た。
さらにモンキーセンターの看板があり「あと7キロだよ〜」とフランクなタッチがバカにされているという被害妄想を発生させた。
峠を下り(脳から変な汁が出る感覚)、モンキーセンター併設の食堂で遅い昼飯。地タコの天ぷらと淡路島カレーを注文した。
淡路島南部の海岸線となっている76号では、波しぶきが道路にかかるアトラクションロードだった。フナムシがワラワラ逃げる様は気持ち悪い。
旅行前「このグラサン、ショットガンの弾から目を守るやつらしいねん。」とtsurutaniに見せたら「日本国内で、そんなシチュエーションありませんやん。」と言われていたのだが、
76号線で波が打ち上げた小石がグラサンに直撃。さすが米軍たいしたもんだ。
南端の道も終わり、道の駅うずしお方面に向かう25号に左折する道を直進してしまい、コース違いに気が付いた時には中途半端な場所で120kmコースに切り替わった。
ただし、時間と体力を考えたらうずしおルートは無理だと判断して、31号を進むことにした。
31号は道なりに進むことで、淡路サンセットラインと言われる島の西側の海岸線となる。これで折り返しの帰路となり、西日を浴びながらの走行が続く。
途中、雲行きが怪しくなり、進む先の方で虹がかかっているのが見えた。しばらくして小雨が降り出したが、運良く30分程度で止んだ。
31号は高低差の無いルートで走りやすい道だが、すでに疲労感が出始めていたのでペースは鈍い。
日も暮れだすことを考えると、北端に位置する道の駅あわじには寄らず71号ラインで左折するショートカットで戻ることした。
しかし後々考えるとこれは冒険だった。淡路島の地形は縦断だと海岸線でルートは平坦だが、東西のルートは山道になり、登りが必要になる。
陽も沈み暗い山道を「もう、体力の限界は超えている。根性だけだよ。」と登る。後で地図を見直したとき、南淡路水仙ラインの峠道よりも標高の高い道だった。
山をどうにか登りきったあと、下りの道ではテンション上がりまくり(脳から変な汁が出る感覚)、東側の街ひかりが見えた時にはテンションマックス。
下り道の最後で28号に合流したとき、目の前にはスタートの東浦ターミナルパークがあった。
この話にオチはない。脳から変な汁が出る感覚を味わったというだけの話。
あ、そうそう。チェックインし部屋(和室)に入ると、布団が敷いてあったのだが、ホテルの人が気を使ってくれたのか、かけ布団が重なるゼロ距離メイキングだった。